日本の学位制度は、学校教育法に基づき、一定の教育課程を修了した者または学術的価値のある研究を行った者に対して高等教育機関が授与する称号体系です。学士、修士、博士の3段階を中心に、専門職学位や短期大学士など多様な種類が存在し、国際的な学歴枠組みにおいても位置づけられています。
学士は4年制大学において124単位以上を修得した者に授与される基礎的な学位であり、多くの学生が最初に取得する学位となります。医学部や歯学部などの6年制学部では、6年間の教育課程を修了することが必要です。修士は大学院修士課程において2年間の学習と30単位以上の修得、そして修士論文の審査に合格した者に授与されます。博士は日本の学位制度における最高学位であり、標準的に5年間の博士課程を修了し、独自の研究成果をまとめた博士論文の審査に合格することが必要です。
専門職学位は、理論と実務を架橋した実践的な教育を重視する学位として2004年頃から本格的に導入されました。法科大学院の法務博士や教職大学院の教職修士などが代表的で、それぞれ法律实务家や教員としての高度な専門性を養成することを目的としています。これらの学位は通常の修士と同等の位置づけでありながら、研究よりも実務への応用を重視したカリキュラムが特徴です。
短期大学士や専門士、高度専門士など、4年制大学以外の高等教育機関においても学位や称号が設けられており、多様な学びの道が確保されています。短期大学士は2年または3年の教育課程を修了した者に授与され、専門士と高度専門士は専修学校の専門課程を修了した者にそれぞれ付与されます。これらは大学の学位と同等の学力があると認められ、進学や就職において広く活用されています。