概要

サイバーセキュリティ脅威の種類

サイバーセキュリティ脅威の種類は、組織や個人に対するデジタル攻撃を分類したものです。マルウェア(ランサムウェア、スパイウェア、トロイの木馬など)、フィッシング(標的型攻撃メールを含む)、DDoS攻撃(分散型サービス拒否攻撃)、SQLインジェクション、クロスサイトスクリプティング(XSS)など、主要な脅威カテゴリを網羅しています。これらの脅威は機密性、完全性、可用性のCIA三要素を損ない、データ漏洩、業務停止、経済的損失を引き起こします。2025年にはAIを悪用した攻撃やサプライチェーン攻撃など、新たな脅威も増加しています。

サイバーセキュリティ 情報セキュリティ マルウェア フィッシング DDoS SQLインジェクション XSS OWASP ランサムウェア
コード スラッグ 名称 概要 カテゴリ
01 malware マルウェア 悪意のあるソフトウェアの総称。ウイルス、ワーム、トロイの木馬、ランサムウェア、スパイウェアなどを含む。 マルウェア攻撃
02 phishing フィッシング 正規の組織を装って個人情報や認証情報を盗み取る詐欺的な攻撃手法。 ソーシャルエンジニアリング
03 ddos-attack DDoS攻撃 分散型サービス拒否攻撃。多数のコンピュータから同時にアクセスし、サービスを停止させる。 可用性攻撃
04 sql-injection SQLインジェクション Webアプリケーションの脆弱性を悪用し、データベースに不正なSQL文を注入する攻撃。 インジェクション攻撃
05 xss クロスサイトスクリプティング(XSS) Webサイトに悪意のあるスクリプトを埋め込み、閲覧者のブラウザで実行させる攻撃。 インジェクション攻撃
06 ransomware ランサムウェア ファイルを暗号化して身代金を要求するマルウェア。2025年も最大級の脅威。 マルウェア攻撃
07 zero-day-attack ゼロデイ攻撃 修正パッチが公開されていない(0日の)脆弱性を悪用する攻撃。 高度な攻撃
08 supply-chain-attack サプライチェーン攻撃 ソフトウェアの供給網(サードパーティ製品やサービス)を悪用した間接的な攻撃。 高度な攻撃
09 apt-attack APT攻撃 長期間にわたり組織に潜伏し、機密情報を盗み出す高度で持続的な脅威。 高度な攻撃
10 mitm-attack 中間者攻撃(MitM) 通信の当事者間に割り込み、通信内容を盗聴・改ざんする攻撃。 通信攻撃

サイバーセキュリティ脅威は、デジタル化が進む現代社会において個人や組織にとって深刻なリスクとなっています。機密性、完全性、可用性という情報セキュリティの三要素を損ない、データ漏洩や業務停止、経済的損失を引き起こすこれらの脅威を理解することは、効果的な防御策を講じる上で不可欠です。

マルウェアは悪意のあるソフトウェアの総称であり、ウイルスやワーム、トロイの木馬、ランサムウェア、スパイウェアなどが含まれます。特にランサムウェアはファイルを暗号化して身代金を要求する手法で、企業や公共機関を狙った大規模な攻撃が相次いでいます。フィッシングは正規の組織を装って認証情報を騙し取る攻撃で、標的型攻撃メールやAIを活用した高度ななりすましが増加しています。

Webアプリケーションを狙った攻撃としては、SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティング(XSS)が代表的です。SQLインジェクションはデータベースに不正なSQL文を注入して情報を窃取または改ざんし、XSSはWebサイトに悪意のあるスクリプトを埋め込んで閲覧者のブラウザで実行させます。これらはOWASP Top 10 2025においても重要な脅威として位置づけられています。

DDoS攻撃は多数のコンピュータから同時にアクセスすることでサービスを停止させ、可用性を損ないます。さらに、ゼロデイ攻撃やAPT攻撃、サプライチェーン攻撃など、高度で持続的な脅威も増加しており、組織のセキュリティ体制全体を見直す必要があります。多層的な防御策と従業員のセキュリティ教育、そしてゼロトラストモデルの導入が、現代のサイバー脅威に対抗するための鍵となります。