概要

歯科疾患

歯科疾患は、歯・歯肉・顎関節・口腔粘膜などに生じる疾患の総称です。虫歯(う蝕)、歯周病、知覚過敏、顎関節症、口腔がんなどが主な疾患として知られています。WHOのICD-10ではK00-K14に分類され、世界人口の大半が何らかの歯科疾患を抱えているとされています。適切な予防と早期発見・治療により、多くの歯科疾患は予防可能です。

歯科 口腔 虫歯 歯周病 知覚過敏 顎関節症 口腔がん ICD-10 医療
コード スラッグ 名称 概要 icd10Code
K02 dental-caries 虫歯(う蝕) 細菌による歯の硬組織の溶解性疾患です。 K02
K05 periodontal-disease 歯周病 歯を支える組織に生じる炎症性疾患です。 K05
K03.8 dental-hypersensitivity 知覚過敏 歯が外部刺激に過敏に反応する症状です。 K03.8
K07.6 temporomandibular-joint-disorder 顎関節症 顎の関節に機能的または構造的な異常が生じた疾患です。 K07.6
C00-C14 oral-cancer 口腔がん 口腔内に発生する悪性腫瘍です。 C00-C14
K12 stomatitis 口内炎 口腔粘膜に生じる炎症性疾患です。 K12
K07 malocclusion 歯列不整・咬合異常 歯の配列や噛み合わせに異常がある状態です。 K07
K11 salivary-gland-disease 唾液腺疾患 唾液腺に生じる炎症・腫瘍などの疾患です。 K11
K04 pulp-and-periapical-disease 歯髄・根尖周囲組織疾患 歯の神経や根尖周囲に生じる疾患です。 K04
K00 tooth-development-disorders 歯の発育異常 歯の形成・萌出過程で生じる異常です。 K00

歯科疾患は、歯・歯肉・顎関節・口腔粘膜などに生じる疾患の総称です。世界保健機関(WHO)の国際疾病分類(ICD-10)では、歯科疾患はK00からK14のコードで分類されており、主に口腔・唾液腺・顎の疾患として体系化されています。

虫歯(う蝕)は世界で最も多い感染症の一つで、細菌による歯の硬組織の溶解が特徴です。一方、歯周病は歯を支える組織の炎症性疾患で、日本の成人の約8割が何らかの形態を有するとされています。これらの疾患は適切なブラッシングと定期的な歯科検診により予防可能です。

その他に知覚過敏、顎関節症、口腔がんなども重要な歯科疾患です。知覚過敏は冷熱刺激に対する鋭い痛みを伴い、顎関節症は開口時の痛みや雑音が特徴です。口腔がんは早期発見が予後を大きく左右するため、定期的な口腔検診が不可欠です。

歯科疾患は全身健康とも密接に関連しており、歯周病と糖尿病や心血管疾患の関連が報告されています。日々の口腔ケアと専門家による定期検診を組み合わせることで、口腔健康を維持し、QOLの向上に繋げることができます。