防災用品は、地震・台風・豪雨などの自然災害に備えて事前に準備しておくべき物品の総称です。内閣府は、人命救助のリミットを72時間と定めており、災害発生後3日間は物資支援が届かない可能性があるため、最低3日分の備蓄を推奨しています。
非常持出し袋に入れるべき一次持出し品としては、飲料水、調理不要の非常食、懐中電灯、携帯ラジオ、モバイルバッテリー、携帯トイレ、ホイッスル、防災用ヘルメットや防災ずきんなどが挙げられます。これらは命を守る最低限のセットとして、玄関や寝室、車の中などに配置しておくことが重要です。持ち出せる量の目安は、成年男性で約15kg、成年女性で約10kg、子供や高齢者で約6kgとなっています。
家族構成に応じた特別な配慮も必要です。乳幼児がいる家庭では、粉ミルク、哺乳瓶、離乳食、オムツなどの準備が、高齢者がいる家庭では常用薬、補聴器用電池、入れ歯などの準備が欠かせません。また、ペットを飼っている家庭では、ペットフード、キャリーケージ、リード、ワクチン接種証明書などを準備し、避難所で他の人に迷惑をかけないようケージへの慣れさせやしつけも行っておく必要があります。
備蓄した防災用品は、食料や電池などの期限を年に3〜4回確認し、古いものから順次使用して新しいものと入れ替えるローリングストックの考え方が大切です。また、感染症対策としてマスク、体温計、アルコール消毒液、手袋を非常用持出し袋に加えることも推奨されています。家族間で貴重品の保管場所を共有し、いざという時に誰もがすぐに行動できるよう準備しておきましょう。