概要

疾患の原因

疾患の原因は、感染症を引き起こす病原体(細菌、ウイルス、真菌、寄生虫など)、遺伝的要因、生活習慣、環境因子などに大別されます。WHOによると、主な死因は感染症・寄生虫病、非感染性疾患(NCD)、外傷の3カテゴリーに分類されます。非感染性疾患は長期間にわたって進行する慢性疾患で、主な4つは心血管疾患、がん、慢性呼吸器疾患、糖尿病です。

疾患 原因 感染症 非感染性疾患 WHO 病原体 遺伝 生活習慣 環境因子
コード スラッグ 名称 概要 subTypes parentCode
01 pathogens 病原体 感染症を引き起こす微生物などの病原体です。 ["bacteria","viruses","fungi","parasites","prions"]
01-01 bacteria 細菌 単細胞生物で、DNAに書かれた遺伝情報を持つ病原体です。 01
01-02 viruses ウイルス 保護シェル内にDNAまたはRNAの遺伝情報を持つ病原体です。 01
01-03 fungi 真菌 体内や環境に生息する病原体です。 01
01-04 parasites 寄生虫 他の生物の体に寄生して生きる病原体です。 01
01-05 prions プリオン 異常なタンパク質で、他のタンパク質も異常にする病原体です。 01
02 genetic-factors 遺伝的要因 遺伝子の変異や異常による疾患の原因です。
03 lifestyle-factors 生活習慣因子 食事、運動、喫煙などの生活習慣による疾患の原因です。
04 environmental-factors 環境因子 環境中の化学物質や物理的要因による疾患の原因です。
05 iatrogenic-factors 医原性要因 医療行為や治療によって引き起こされる疾患の原因です。

疾患の原因は大きく、病原体による感染症、遺伝的要因、生活習慣、環境因子、そして医原性要因に分類されます。世界保健機関(WHO)によると、世界の主な死因は感染症・寄生虫病、非感染性疾患(NCD)、外傷の3カテゴリーに分類されており、それぞれ異なる原因とリスク因子を持っています。

感染症を引き起こす病原体には、細菌、ウイルス、真菌、寄生虫、プリオンの5種類があります。細菌は結核やコレラなどを、ウイルスはCOVID-19やインフルエンザなどを引き起こします。これらの病原体は、咳やくしゃみ、直接接触、汚染された食べ物や水などを通じて伝播し、宿主の細胞を損傷することで病気を引き起こします。

一方、非感染性疾患(NCD)は長期間にわたって進行する慢性疾患で、心血管疾患、がん、慢性呼吸器疾患、糖尿病の4つが主なものです。これらは遺伝的要因、生活習慣因子、環境因子の複合的な作用によって発症します。喫煙、不健康な食事、運動不足、有害な飲酒といった行動リスク因子が主な原因となり、2021年には世界で4300万人の死亡の原因となりました。

環境因子の中でも大気汚染は特に重要で、世界的に670万人の死亡に関連しており、そのうち約560万人は非感染性疾患によるものです。遺伝的要因は、出生時からの遺伝子変異や後年発症する遺伝性疾患として現れ、個人の病気のリスクを大きく左右します。これらの疾患原因を理解し、予防することが、健康な生活を送る上で不可欠です。