概要

教育・学術・資格

日本の教育資格枠組みは、学校教育法に基づき文部科学省が定める学位・称号・資格の体系です。高等教育機関(大学、短期大学、高等専門学校、専修学校)において取得できる学士・修士・博士などの学位、および専門士・高度専門士・准学士などの称号を含みます。これらの資格は、進学・就職・社会人としての地位に大きく関わる重要な学術的証明です。

教育 学位 資格 学士 修士 博士 専門士 高度専門士 文部科学省 日本の教育制度
コード スラッグ 名称 概要 awardingInstitution カテゴリ credits duration level
L8 doctoral-degree 博士 大学院博士課程修了時に授与される最高位の学位です。 大学院を置く大学、大学改革支援・学位授与機構(NIAD-QE) 学位 30単位以上 5年(または修士課程修了後3年) 8
L7 masters-degree 修士 大学院修士課程修了時に授与される学位です。 大学院を置く大学、大学改革支援・学位授与機構(NIAD-QE) 学位 30単位以上 2年 7
L7-P professional-masters-degree 修士(専門職) 専門職大学院の課程修了時に授与される専門職学位です。 専門職大学院を置く大学 専門職学位 30単位以上 2年 7
L7-ED master-of-education 教職修士(専門職) 教職大学院の課程修了時に授与される専門職学位です。 教職大学院を置く大学 専門職学位 45単位以上 2年 7
L7-JD juris-doctor 法務博士(専門職) 法科大学院の課程修了時に授与される専門職学位です。 法科大学院を置く大学 専門職学位 93単位以上 3年 7
L6 bachelors-degree 学士 大学学部を卒業した者に授与される学位です。 大学、大学改革支援・学位授与機構(NIAD-QE) 学位 124単位以上(医学・歯学:188単位、獣医学:182単位、薬学:186単位) 4年(医学・歯学・獣医学・薬学は6年) 6
L6-P professional-bachelors-degree 学士(専門職) 専門職大学の課程修了時に授与される学位です。 専門職大学 専門職学位 124単位以上 4年 6
L6-A advanced-diploma 高度専門士 専修学校専門課程(4年以上)修了時に付与される称号です。 専修学校(専門学校) 称号 3,400時間以上または124単位以上 4年以上 6
L5-JC associate-degree 短期大学士 短期大学を卒業した者に授与される学位です。 短期大学 学位 2年課程:62単位以上、3年課程:93単位以上 2年または3年 5
L5-JCP professional-associate-degree 短期大学士(専門職) 専門職短期大学または専門職大学前期課程修了時に授与される学位です。 専門職短期大学、専門職大学 専門職学位 2年課程:62単位以上、3年課程:93単位以上 2年または3年 5
L5-K associate-kosen 準学士 高等専門学校卒業時に付与される称号です。 高等専門学校 称号 課程修了により認定 5年(商船は5年半) 5
L5-S diploma 専門士 専修学校専門課程(2年以上)修了時に付与される称号です。 専修学校(専門学校) 称号 1,700時間以上または62単位以上 2年以上 5

日本の教育資格枠組みは、学校教育法に基づき文部科学省が定める公式なガイドです。大学改革支援・学位授与機構(NIAD-QE)が開発し、中央教育審議会の審議を経て文部科学省によって認められています。この枠組みは、国内外における日本の教育資格の透明性や社会的理解を高め、進学や就職を希望する資格保有者の不利益を回避することを目的としています。

日本の高等教育機関では、大学、短期大学、高等専門学校、専修学校(専門学校)などの様々な教育機関で学位や称号が取得できます。学位には国際的な通用性があり、博士、修士、学士、短期大学士の4種類があります。一方、称号は国内でのみ通用するもので、高度専門士、専門士、准学士などがあります。これらの資格はそれぞれレベル1からレベル8までの体系で整理されており、同じレベルの資格は互いに同等ないしは比較可能とされています。

近年では専門職学位制度が充実しており、法科大学院での法務博士、教職大学院での教職修士、さらに各種専門職大学院での専門職修士や専門職学士が設けられています。これらは実務家の養成を目的とした実践的な教育プログラムで、従来の学術的な学位とは区別されています。また、専修学校の卒業者にも文部科学大臣の認定を受けた課程の修了者には専門士や高度専門士の称号が付与され、大学編入学や大学院進学の道が開かれています。

このように日本の教育資格制度は多様化・柔軟化が進み、学びの機会と進路選択の幅が大きく広がっています。高等教育を受けた者が社会で活躍するための基盤となる重要な制度として、今後も進化し続けることが期待されます。