概要

繊維の種類

繊維は大きく天然繊維と化学繊維に分類されます。天然繊維は植物繊維(綿、麻など)、動物繊維(絹、羊毛など)、鉱物繊維からなります。化学繊維は再生繊維(レーヨン、キュプラなど)、半合成繊維(アセテートなど)、合成繊維(ポリエステル、ナイロン、アクリルなど)、無機繊維(炭素繊維、ガラス繊維など)に分類されます。衣料品から工業資材まで幅広く利用されています。

繊維 天然繊維 化学繊維 合成繊維 テキスタイル 素材
コード スラッグ 名称 概要 カテゴリ
N01 cotton 綿(コットン) 綿の種子の表皮細胞から採取される植物繊維です。 天然繊維(植物繊維)
N02 linen 麻(亜麻/リネン) 亜麻の茎から採取される植物繊維です。 天然繊維(植物繊維)
N03 silk 絹(シルク) 蚕の繭から採取される動物繊維です。 天然繊維(動物繊維)
N04 wool 羊毛(ウール) 羊の体毛から採取される動物繊維です。 天然繊維(動物繊維)
C01 polyester ポリエステル テレフタル酸とエチレングリコールから合成される合成繊維です。 化学繊維(合成繊維)
C02 nylon ナイロン ポリアミド系の合成繊維です。 化学繊維(合成繊維)
C03 acrylic アクリル アクリロニトリルを主成分とする合成繊維です。 化学繊維(合成繊維)
C04 rayon レーヨン 木材パルプなどを原料とする再生繊維です。 化学繊維(再生繊維)
C05 cupra キュプラ 綿の短繊維を原料とする再生繊維です。 化学繊維(再生繊維)
C06 acetate アセテート セルロースをアセチル化した半合成繊維です。 化学繊維(半合成繊維)
C07 polyurethane ポリウレタン(スパンデックス) 伸縮性に優れた合成繊維です。 化学繊維(合成繊維)
C08 tencel テンセル(リヨセル) 環境配慮型の再生繊維です。 化学繊維(再生繊維)

繊維は、私たちの日常生活に欠かせない素材です。衣服、寝具、カーテン、さらには工業用資材まで、その用途は無限に広がります。繊維は大きく「天然繊維」と「化学繊維」の2つに分類されます。天然繊維は植物や動物から採取されるもので、綿や麻、絹、羊毛などが代表的です。一方、化学繊維は人工的に製造されるもので、レーヨンやポリエステル、ナイロン、アクリルなどがあります。

天然繊維の中でも、綿は世界で最も広く使用されている植物繊維で、吸湿性と肌触りの良さが特徴です。絹や羊毛は動物繊維に分類され、絹は独特の光沢としなやかさ、羊毛は保温性と弾力性に優れています。これらの天然繊維は、古来から衣料品として珍重されてきました。

化学繊維は、20世紀に入ってから急速に発展しました。ポリエステル、ナイロン、アクリルは「三大合繊」と呼ばれ、衣料品を中心に広く利用されています。ポリエステルはシワになりにくく速乾性に優れ、ナイロンは軽くて丈夫、 アクリルは羊毛に似た風合いが特徴です。また、環境配慮型の再生繊維であるテンセルなど、持続可能な素材への関心も高まっています。

繊維の選択は、用途や求める機能性によって異なります。天然繊維の快適性と化学繊維の機能性を組み合わせた「混紡」も一般的で、各繊維の長所を活かした素材開発が進んでいます。これからの繊維産業は、機能性と環境配慮の両立が重要な課題となっています。