概要

GLN(グローバルロケーションナンバー)

GLN(Global Location Number / グローバルロケーションナンバー)は、国内および国際的な企業間取引において、組織や場所を世界的に唯一に識別できるGS1識別コードです。GS1事業者コード、ロケーションコード、チェックデジットの13桁で構成され、事業者(法人、団体、個人事業主など)、部門(経理部、人事部など)、物理的な場所(事業所、工場、物流センター、店舗など)、電子的な場所(システムのアクセスポイントなど)を識別できます。1999年5月よりGS1 Japanが利用を普及推進しており、EDI(電子データ交換)、商品情報管理、物流標準化などで広く活用されています。

GS1 GLN グローバルロケーションナンバー 事業所識別 EDI 物流 バーコード サプライチェーン
コード スラッグ 名称 概要 カテゴリ
legal-entity legal-entity 法的事業体 企業、団体、政府機関などの法的に認められた組織を識別するGLNです。 GLN識別対象
function function 機能的事業体 組織内の特定の部門や役割(経理部、購買部など)を識別するGLNです。 GLN識別対象
physical-location physical-location 物理的場所 実在する場所(店舗、倉庫、工場など)を識別するGLNです。 GLN識別対象
digital-location digital-location 電子的場所 ITシステム、ネットワークアドレス、EDIゲートウェイなどを識別するGLNです。 GLN識別対象
basic-gln basic-gln 基本GLN 企業自身を表すGLNで、ロケーションコードが全て0で構成されます。 GLNの種類
gs1-company-prefix gs1-company-prefix GS1事業者コード GLNの上位桁に使用される、GS1から貸与された事業者識別コードです。 コード構成要素
location-reference location-reference ロケーションコード 事業所や部門を任意に設定するGLNの中位桁(2〜5桁)です。 コード構成要素
check-digit check-digit チェックデジット 入力ミスを防ぐための検証数字で、モジュラス10方式で算出されます。 コード構成要素
edi edi-identification EDI取引先識別 電子データ交換(EDI)における取引先や送信先の識別に使用されます。 活用シーン
logistics logistics-management 物流・サプライチェーン管理 物流拠点の識別や商品トレーサビリティ管理に使用されます。 活用シーン
pim product-information-management 商品情報管理(PIM) 商品情報管理システムにおけるメーカー名寄せに使用されます。 活用シーン
healthcare healthcare-identification ヘルスケア分野 病院、診療科、薬局などの医療施設・部門を識別するために使用されます。 活用シーン

GLN(Global Location Number / グローバルロケーションナンバー)は、国内および国際的な企業間取引において、組織や場所を世界的に唯一に識別できるGS1識別コードです。1999年5月よりGS1 Japanが利用を普及推進しており、製造業、卸売業、小売業の他、物流やヘルスケアなど様々な業界で標準的に使用されています。

GLNは「GS1事業者コード」「ロケーションコード」「チェックデジット」の13桁で構成されています。GS1事業者コードはGLNやGTIN(JANコード)の設定に必要な番号で、GS1 Japanから貸与されます。すでにJANコードを使用している事業者は、新たな申請手続きなしにGLNを設定できます。ロケーションコードは事業者が任意に設定する番号で、事業所や部門を識別するために使用されます。

GLNでは4つの区分を識別できます。法的事業体は企業や団体などの法的に認められた組織、機能的事業体は経理部や購買部などの特定部門、物理的場所は店舗や倉庫などの実在する場所、電子的場所はEDIゲートウェイやシステムのアクセスポイントです。これらを組み合わせることで、複雑な企業間取引も正確に識別できます。

GLNの主な活用シーンはEDI(電子データ交換)における取引先識別です。従来は各企業が独自の取引先コードを使用しており、コード変換に多くのコストがかかっていました。GLNの導入によりグローバルに統一された識別体系が実現し、企業間のスムーズな情報連携が可能になりました。また、物流管理での拠点識別、商品情報管理でのメーカー名寄せ、ヘルスケア分野での施設識別などでも広く活用されています。

Verified by GS1(旧GEPIR)では、GLN情報の検索サービスが提供されています。これにより、取引先のGLNが正当なものか確認でき、サプライチェーンの透明性と信頼性が向上します。GLNはデジタル化の進展に伴い、今後さらに重要な識別基盤としての役割を担うことが期待されています。