概要

IUCNレッドリスト絶滅危惧カテゴリ

IUCNレッドリストは、1994年に国際自然保護連盟(IUCN)が策定した、地球上の生物種の絶滅リスクを客観的に評価するための国際基準です。9つのカテゴリ(絶滅、野生絶滅、絶滅危惧、準絶滅危惧、軽度懸念、データ不足、未評価)により、種の保全状況を分類しています。定量的な評価基準に基づき、世界中の保全活動や政策決定に広く活用されています。

IUCN 絶滅危惧種 生物多様性 保全 環境 生態学
コード スラッグ 名称 概要 colorCode riskLevel
EX extinct 絶滅 最後の個体が死亡し、もはや生存していない種です。 #000000 最高
EW extinct-in-the-wild 野生絶滅 野生では生存しておらず、飼育・栽培下や本来の生息地外でのみ生存している種です。 #542344 極めて高い
CR critically-endangered 絶滅危惧IA類 野生で極めて高い絶滅リスクに直面している種です。 #D81E05 極めて高い
EN endangered 絶滅危惧IB類 野生で非常に高い絶滅リスクに直面している種です。 #FC7F3F 非常に高い
VU vulnerable 絶滅危惧II類 野生で高い絶滅リスクに直面している種です。 #F9E814 高い
NT near-threatened 準絶滅危惧 近い将来に絶滅危惧カテゴリに該当する可能性が高い種です。 #CCE226 中程度
LC least-concern 軽度懸念 絶滅のリスクが最も低い、広く分布し個体数も豊富な種です。 #60C659 低い
DD data-deficient データ不足 絶滅リスクを評価するための情報が不十分な種です。 #D1D1D1 不明
NE not-evaluated 未評価 IUCNレッドリストの評価基準に照らして評価されていない種です。 #FFFFFF 未評価

IUCNレッドリストは、1994年に国際自然保護連盟(IUCN)が策定した、地球上の生物種の絶滅リスクを客観的に評価するための国際的な基準です。9つのカテゴリに分類され、定量的な評価基準に基づいて種の保全状況が判定されます。

絶滅危惧カテゴリは、絶滅(EX)、野生絶滅(EW)、絶滅危惧IA類(CR)、絶滅危惧IB類(EN)、絶滅危惧II類(VU)、準絶滅危惧(NT)、軽度懸念(LC)、データ不足(DD)、未評価(NE)の9つです。CR、EN、VUの3つを合わせて「絶滅危惧種(Threatened)」と呼びます。

評価基準には、個体数の減少率、地理的分布範囲、個体群の規模、小さく制限された分布域、絶滅確率の定量的分析などが用いられます。2024年時点で約15万7千種が評価され、そのうち4万4千種以上が絶滅危惧種に指定されています。

IUCNレッドリストは、世界各国の保全政策や環境影響評価、国際的な生物多様性条約の策定などに広く活用されており、生物多様性保全の最も重要な指標の一つとなっています。