日本の法令番号は、法律、政令、勅令、府省令、規則などの法令を特定するために公布時に付される番号体系です。法令の種類と制定年別に暦年ごとに第1号から連続して付番され、改元時はその時点から新たに第1号から開始されるのが特徴です。
法令番号は公布日を基準として付与されます。これは、可決成立日や閣議決定日ではなく、官報に掲載される公布日が基準となります。例えば、12月26日に可決成立した法律でも、翌年1月5日に官報公布されれば翌年の番号が付けられます。この方式により、法令の正確な時系列を把握することができます。
e-Gov法令検索では、法令を機械可読な形式で識別するために15桁の法令IDが使用されています。法令IDは和暦年、法令の種類、番号から構成され、憲法、法律、政令、勅令、府省令、規則などの種別に応じた構造になっています。例えば、行政手続法(平成5年法律第88号)の法令IDは「405AC0000000088」となり、405が平成5年、ACが法律、0000000が閣法、088が第88号を示しています。
法令番号は、同一題名の法令が複数存在する場合など、法令を一意に識別するために重要な役割を果たします。例えば、「電波法の一部を改正する法律」という法令名は給与改定の都度制定されるため、法令番号によって特定の法律を区別する必要があります。このように、法令番号は日本の法制執務において不可欠な識別子となっています。