JIS(Japanese Industrial Standards、日本産業規格)は、経済産業省の設置審議会である日本産業標準調査会(JISC)が制定・管理する日本の国家規格です。産業標準化法に基づき、産業製品・鉱物製品、データ、サービス、マネジメントシステムなどを対象としており、製品の品質、安全性、互換性を確保するための重要な基準となっています。
JIS番号の体系は、アルファベット1文字で分野を示し、4桁または5桁の数字で具体的な規格を識別する構成となっています。例えば「JIS G 3101」の場合、Gは鉄鋼分野、3101は一般構造用圧延鋼材の規格番号を示します。この分類体系により、20の分野にわたる約1万種類以上の規格が体系的に整理されています。
主な分野としては、A(土木・建築)、B(機械)、C(電気・電子)、D(自動車)、G(鉄鋼)、K(化学)、Q(管理システム)、X(情報処理)、Z(その他)などがあります。特に品質管理の国際規格ISO 9001に対応するJIS Q 9001や、QRコード規格のJIS X 0510、案内用図記号のJIS Z 8210などは、広く知られた規格の例です。JIS規格の閲覧はJISCのデータベースで無料で可能であり、規格票の購入は日本規格協会(JSA)で行うことができます。