概要

ネットワークプロトコル

ネットワークプロトコルは、コンピュータやネットワーク機器間でデータをやり取りする際の通信規約です。TCP/IPモデルを基盤とし、アプリケーション層、トランスポート層、インターネット層、ネットワークインターフェース層の4階層で構成されています。Web閲覧、メール送受信、ファイル転送、遠隔操作など、インターネット上のあらゆる通信に欠かせない技術です。

TCP/IP ネットワーク 通信プロトコル インターネット OSI参照モデル
コード スラッグ 名称 概要 layer port
TCP tcp TCP (Transmission Control Protocol) 信頼性重視のコネクション型プロトコルです。 transport -
UDP udp UDP (User Datagram Protocol) 速度優先のコネクションレス型プロトコルです。 transport -
FTP ftp FTP (File Transfer Protocol) ファイル転送を行うプロトコルです。 application 20/21
SFTP sftp SFTP (SSH File Transfer Protocol) SSHを使用した安全なファイル転送プロトコルです。 application 22
SMTP smtp SMTP (Simple Mail Transfer Protocol) 電子メールを送信するためのプロトコルです。 application 25
POP3 pop3 POP3 (Post Office Protocol ver.3) メールサーバからメールを受信するプロトコルです。 application 110
IMAP imap IMAP (Internet Message Access Protocol) メールサーバ上でメールを管理するプロトコルです。 application 143
DNS dns DNS (Domain Name System) ドメイン名をIPアドレスに変換するプロトコルです。 application 53
DHCP dhcp DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) IPアドレスを自動的に割り当てるプロトコルです。 application 67/68
SSH ssh SSH (Secure Shell) 暗号化された安全な遠隔操作を行うプロトコルです。 application 22
Telnet telnet Telnet (Teletype Network) テキストベースの遠隔操作プロトコルです。 application 23

ネットワークプロトコルは、コンピュータやネットワーク機器間でデータをやり取りする際の通信規約です。TCP/IPモデルを基盤とし、アプリケーション層、トランスポート層、インターネット層、ネットワークインターフェース層の4階層で構成されています。これらのプロトコルは、私たちが日常的に利用するWeb閲覧、メール送受信、ファイル転送など、インターネット上のあらゆる通信を支えています。

トランスポート層では、TCPとUDPという2つの主要なプロトコルがデータ転送の基盤となります。TCPはコネクション型で信頼性を重視し、データの順序や内容を保証します。一方、UDPはコネクションレス型で速度を優先し、リアルタイム性が求められる動画ストリーミングやVoIPなどに適しています。これらの特性を理解することで、用途に応じた適切なプロトコルの選択が可能になります。

アプリケーション層には、FTPやSFTPによるファイル転送、SMTPやPOP3、IMAPによるメール通信、DNSによる名前解決、SSHやTelnetによる遠隔操作など、多様なプロトコルが存在します。近年ではセキュリティ意識の向上から、暗号化されてい従来のプロトコルに代わり、SSHやSFTP、HTTPSなどのセキュアなプロトコルの利用が推奨されています。ネットワーク管理者やエンジニアにとって、これらのプロトコルの特徴とポート番号を正しく理解することは、システム構築やトラブルシューティングにおいて不可欠な知識です。