概要

東証33業種

東証33業種は、証券コード協議会が策定した業種分類で、上場企業を33の中分類に区分するものです。総務省の日本標準産業分類を基に作成されており、10の大分類の下に33の中分類が設けられています。各企業は売上構成比が最も高い事業に基づいて業種が決定され、株式市場の分析や投資判断に広く活用されています。

東京証券取引所 業種分類 株式市場 TOPIX 上場企業
コード スラッグ 名称 概要 bigCategory
0050 fishery-agriculture-forestry 水産・農林業 水産業、農業、林業に関連する事業を行う企業の業種分類です。 水産・農林業
1050 mining 鉱業 鉱物資源の採掘・採取を行う企業の業種分類です。 鉱業
2050 construction 建設業 建物や土木構造物の建設を行う企業の業種分類です。 建設業
3050 foods 食料品 食品の製造・加工を行う企業の業種分類です。 製造業
3100 textiles-and-apparels 繊維製品 繊維・衣料品の製造を行う企業の業種分類です。 製造業
3150 pulp-and-paper パルプ・紙 パルプや紙製品の製造を行う企業の業種分類です。 製造業
3200 chemicals 化学 化学製品の製造を行う企業の業種分類です。 製造業
3250 pharmaceutical 医薬品 医薬品の研究開発・製造を行う企業の業種分類です。 製造業
3300 oil-and-coal-products 石油・石炭製品 石油精製や石炭製品の製造を行う企業の業種分類です。 製造業
3350 rubber-products ゴム製品 ゴム製品の製造を行う企業の業種分類です。 製造業
3400 glass-and-ceramics-products ガラス・土石製品 ガラスやセラミックス製品の製造を行う企業の業種分類です。 製造業
3450 iron-and-steel 鉄鋼 鉄鋼製品の製造を行う企業の業種分類です。 製造業
3500 nonferrous-metals 非鉄金属 非鉄金属の製錬・加工を行う企業の業種分類です。 製造業
3550 metal-products 金属製品 金属加工製品の製造を行う企業の業種分類です。 製造業
3600 machinery 機械 産業用機械の製造を行う企業の業種分類です。 製造業
3650 electric-appliances 電気機器 電気機器・電子機器の製造を行う企業の業種分類です。 製造業
3700 transportation-equipment 輸送用機器 自動車や船舶などの輸送機器を製造する企業の業種分類です。 製造業
3750 precision-instruments 精密機器 精密機器・光学機器の製造を行う企業の業種分類です。 製造業
3800 other-products その他製品 他の製造業分類に該当しない製品を製造する企業の業種分類です。 製造業
4050 electric-power-and-gas 電気・ガス業 電力やガスの供給を行う企業の業種分類です。 電気・ガス業
5050 land-transportation 陸運業 陸上輸送サービスを提供する企業の業種分類です。 運輸・情報通信業
5100 marine-transportation 海運業 海上輸送サービスを提供する企業の業種分類です。 運輸・情報通信業
5150 air-transportation 空運業 航空輸送サービスを提供する企業の業種分類です。 運輸・情報通信業
5200 warehousing-and-harbor-transportation 倉庫・運輸関連業 倉庫業や運輸関連サービスを提供する企業の業種分類です。 運輸・情報通信業
5250 information-and-communication 情報・通信業 情報処理や通信サービスを提供する企業の業種分類です。 運輸・情報通信業
6050 wholesale-trade 卸売業 商品の卸売を行う企業の業種分類です。 商業
6100 retail-trade 小売業 消費者向けに商品を販売する企業の業種分類です。 商業
7050 banks 銀行業 預金の受入れや融資を行う銀行の業種分類です。 金融・保険業
7100 securities-and-commodities-futures 証券、商品先物取引業 証券取引や商品先物取引を行う企業の業種分類です。 金融・保険業
7150 insurance 保険業 保険サービスを提供する企業の業種分類です。 金融・保険業
7200 other-financing-business その他金融業 銀行・保険以外の金融サービスを提供する企業の業種分類です。 金融・保険業
8050 real-estate 不動産業 不動産の売買・賃貸・管理を行う企業の業種分類です。 不動産業
9050 services サービス業 各種サービスを提供する企業の業種分類です。 サービス業

東証33業種分類は、証券コード協議会が策定した業種分類体系であり、東京証券取引所に上場する全ての企業を33の業種に区分するものです。この分類は総務省の日本標準産業分類を基礎としており、各企業の事業内容を客観的かつ統一的に把握するための重要な基準となっています。

この分類体系は、10の大分類と33の中分類(業種)で構成されています。大分類には水産・農林業、鉱業、建設業、製造業、電気・ガス業、運輸・情報通信業、商業、金融・保険業、不動産業、サービス業があり、製造業だけでも食料品から精密機器まで16の業種に細分化されています。各企業は売上構成比が最も高い事業分野に基づいて業種が決定されるため、主力事業の特性を反映した分類となっています。

投資家にとって、この業種分類は市場分析の基本ツールとして欠かせません。業種別株価指数(TOPIX-33)を通じて各業種のパフォーマンスを比較したり、景気動向に応じた業種ローテーション戦略を立案したりする際に活用されています。また、ポートフォリオの業種分散を図る際の指標としても重要な役割を果たしています。

企業分析においても、同一業種内での比較分析や業界動向の把握に有効です。財務指標や株価指標を同業他社と比較することで、企業の相対的な強みや弱みを評価できます。さらに、業種ごとの特性(資本集約型、労働集約型など)を理解することで、より深い企業分析が可能となります。

なお、この業種分類は固定的なものではなく、経済環境や産業構造の変化に応じて見直しが行われることがあります。企業の事業構成が変化した場合には業種変更が実施されることもあり、常に最新の情報を確認することが重要です。