トンネルとは、山や道路、海底などを貫通する人工の地下構造物です。OECD(経済協力開発機構)の国際トンネル会議では、断面積が2平方メートル以上のものをトンネルと定義しています。日本は国土の6割以上が山地であることから、交通インフラの発展にトンネルが不可欠であり、現在約15,000本のトンネルが存在する世界有数のトンネル大国です。
トンネルは用途、建設場所、施工方法の3つの観点から分類されます。用途別には道路トンネル、鉄道トンネル、地下鉄トンネル、水路用トンネル、都市施設用トンネルなどがあります。建設場所別には山岳トンネル、都市トンネル、水底トンネルが挙げられます。施工方法別には山岳工法(NATM工法)、シールド工法、開削工法、沈埋工法、TBM工法などがあります。
トンネル技術は常に進化しており、より安全で効率的な施工が可能になっています。一方で、高度経済成長期に建設されたトンネルの老朽化が課題となっており、適切な維持管理と補修が求められています。今後もトンネルは日本のインフラを支える重要な構造物であり続けるでしょう。