UPC/EANバーコードは、小売業界において商品を一意に識別するための国際標準規格です。1970年代に開発され、現在ではGS1という国際標準化機関によって管理されています。これらのバーコードは、スーパーマーケットやコンビニエンスストアのレジで商品をスキャンする際に使用されるほか、在庫管理や物流の効率化にも欠かせない役割を担っています。
UPC(Universal Product Code)は主に北米地域で使用される12桁のコード体系で、GTIN-12とも呼ばれます。一方、EAN(European Article Number)は国際的に使用される13桁のコード体系で、GTIN-13として知られています。日本ではEANを基にしたJAN(Japanese Article Number)コードが使用されており、GS1プレフィックスとして45または49が割り当てられています。これらのコードは互換性があり、UPC-Aに先頭に0を付加することでEAN-13として扱うことができます。
バーコードの仕様は細かく定められており、モジュール幅(X次元)の標準サイズは0.33mm、記号の高さはEAN-13で25.9mmなど、厳格な寸法規格が設けられています。また、小さなパッケージにはUPC-EやEAN-8といった短縮版が用意されており、商品の大きさに応じた適切なバーコードを選択することができます。これらの標準化により、世界中の小売店で同じ商品を同じ方法で取り扱うことが可能となっています。
GS1が管理するこれらの規格は、単なるバーコードの形式を定めるだけでなく、企業プレフィックスの割り当てやチェックディジットの計算方法、ラベルの印刷品質基準なども包括的に定めています。企業がGS1に登録してメーカーコードを取得することで、世界中で独自の商品コードを使用できるようになり、全球展開する企業にとって不可欠なインフラとなっています。