日本には、概ね過去1万年以内に噴火した火山、または現在活発な噴気活動のある火山として、気象庁により111の活火山が指定されています。これらの火山は北海道から南西諸島、北方領土に至るまで、日本列島のほぼ全域にわたって分布しています。
このうち50火山は「常時観測火山」として指定され、地震計、GNSS(全球測位システム)、傾斜計、空振計、監視カメラなどの設備を用いた24時間体制の監視が行われています。火山監視・警報センターは札幌、仙台、東京、福岡の4カ所に設置され、それぞれの地域の火山活動を集中して監視しています。
噴火警戒レベルは1から5までの5段階で設定され、レベル1は「活火山であることに留意」、レベル2は「火口周辺規制」、レベル3は「入山規制」、レベル4は「避難準備」、レベル5は「避難」をそれぞれ示しています。現在、桜島や霧島山、口永良部島など複数の火山でレベル2または3の警戒が発令されています。
代表的な活火山としては、日本最高峰で世界文化遺産の富士山、年間数百回の爆発的噴火を繰り返す桜島、世界最大級のカルデラを持つ阿蘇山、2014年の噴火で被害があった御嶽山などがあります。これらの火山は観光資源としても重要ですが、適切な防災対策と監視体制の維持が不可欠です。