エコドライブとは、環境負荷の軽減に配慮した自動車の使用のことを指します。2003年に警察庁、経済産業省、国土交通省、環境省の4省庁で構成する「エコドライブ普及連絡会」が設置され、『エコドライブ普及・推進アクションプラン』に基づいて普及推進が図られてきました。2003年に策定された『エコドライブ10のすすめ』は、2006年、2012年、2020年と見直しを重ね、現在の形となっています。
エコドライブの技術は、大きく分けて「発進・加速」「定速走行」「減速」「アイドリングストップ」の4つのカテゴリに分類できます。ふんわりアクセルによる「eスタート」は約10%の燃費改善が期待でき、最も効果的な技術の一つです。減速時に早めにアクセルを離してエンジンブレーキを活用すれば約2%、車間距離を適切に保って加速・減速を減らせば市街地で2%、郊外で6%の燃費悪化を防ぐことができます。
アイドリングストップ技術は、エコドライブの象徴的な技術として広く普及しています。10分間のアイドリングで約130ccの燃料が消費されることを考えると、その効果は大きいものがあります。現在では多くの車両に自動アイドリングストップ機能が搭載されており、ドライバーの意識的な操作なしに環境負荷を低減できます。ただし、交差点での手動アイドリングストップは安全性の問題があるため推奨されていません。
エコドライブの技術は、燃費向上だけでなく安全運転にも寄与します。焦らない運転、車間距離の確保、早めの減速などは、すべて安全運転の基本となります。実際にトラックドライバーを対象とした調査では、エコドライブ実施後に交通事故件数が約半分に減少したというデータも報告されています。環境と安全の両面から、エコドライブ技術の習得は現代のドライバーにとって重要なスキーとなっています。