食品添加物は、食品の製造工程や加工、保存の過程で意図的に添加される物質です。食品の品質保持、栄養価の向上、見た目の改善など、様々な目的で使用されています。日本では食品衛生法によって厳格に規制されており、安全性が確認されたもののみが使用可能です。
日本の食品衛生法では、食品添加物を4つの法的分類に分けています。指定添加物は厚生労働大臣が指定した約473種類の添加物で、化学的合成品と天然物の両方が含まれます。既存添加物は化学合成品以外で、長年の食経験がある約357〜419品目です。天然香料は動植物から得られる約600種類の香り付け用物質、一般飲食物添加物はイチゴジュースや寒天など約100品目の食品由来添加物です。
用途別には保存料、着色料、甘味料、酸化防止剤など27の分類があります。保存料は食品の腐敗を防ぎ、着色料は見た目を良くし、甘味料は味に変化を付け、酸化防止剤は品質低下を防ぎます。これらの添加物は適正に使用されることで、私たちの食生活を支えています。食品添加物の表示については、消費者の関心が高い8種類について用途名の併記が義務付けられており、食品選択の参考になっています。