ISSN(International Standard Serial Number:国際標準逐次刊行物番号)は、雑誌、新聞、年鑑、ジャーナル、データベース、ブログなどの逐次刊行物および継続資料を識別するための国際的なコードです。ISO 3297およびJIS X 0306により定められており、7桁のアラビア数字に1桁のチェック用数字を加えた8桁の番号で構成されています。
ISSNの最大の特徴は、個々の逐次刊行物と一対一で対応する固有の番号であることです。発行国、発行者、言語、内容にかかわらず、ISSNが付与されていればその出版物を容易に同定できます。主要な図書館の蔵書目録や学術データベースではISSNによる検索が可能であり、論文の参考文献記述にも広く利用されています。また、出版物の流通や図書館業務において、逐次刊行物を迅速かつ正確に管理する上で重要な役割を果たしています。
日本では国立国会図書館内に設置されたISSN日本センターが、国内で発行される出版物のISSN登録業務を行っています。発行者または編集・製作・印刷業務等の関係者からの申請に基づき、無料でISSNを付与しています。印刷物については国立国会図書館への納本が必要であり、オンラインジャーナルについては公開通知の提出が求められます。2024年末時点で、世界のISSN登録総数は230万件を超えており、日本で所管するものは約4万9千件となっています。
ISSNには標準的なISSNのほかに、同一内容の複数媒体版を結びつけるISSN-L(リンキングISSN)があります。印刷版とオンライン版など、同じ内容の出版物が異なる媒体で発行される場合、それぞれに異なるISSNが付与されますが、ISSN-Lは媒体を問わず同じ番号でこれらを結びつけます。これにより、異なる媒体間での関連付けや統合的な検索が可能になり、デジタル時代の出版物管理に対応しています。