概要

チーズの種類

ナチュラルチーズは、製造方法と熟成方法によってフレッシュ、白カビ、青カビ、ウォッシュ、シェーブル、セミハード、ハードの7つのタイプに分類されます。それぞれのタイプは水分含量、食感、風味の特徴があり、熟成期間や使用する菌の種類によって異なる味わいを楽しむことができます。世界中で1000種類以上のナチュラルチーズが作られており、それぞれの土地の気候風土や製法の違いが独特の個性を生み出しています。

チーズ ナチュラルチーズ 乳製品 熟成 フレッシュチーズ ブルーチーズ カマンベール パルミジャーノ
コード スラッグ 名称 概要 agingPeriod examples moistureContent texture
01 fresh フレッシュタイプ 熟成させない非熟成チーズ。水分が多く、柔らかい食感が特徴です。 なし(非熟成) [{"name":"モッツァレラ","nameEn":"Mozzarella"},{"name":"リコッタ","nameEn":"Ricotta"},{"name":"マスカルポーネ","nameEn":"Mascarpone"},{"name":"クリームチーズ","nameEn":"Cream Cheese"},{"name":"フェタ","nameEn":"Feta"},{"name":"カッテージチーズ","nameEn":"Cottage Cheese"}] 50-80% 軟らかくクリーミー
02 white-mold 白カビタイプ 表面に白カビを繁殖させて熟成させるチーズ。外側から内側に向かってクリーミーに変化します。 2-8週間 [{"name":"カマンベール","nameEn":"Camembert"},{"name":"ブリー","nameEn":"Brie"},{"name":"ブリー・ド・モー","nameEn":"Brie de Meaux"},{"name":"クロミエ","nameEn":"Coulommiers"},{"name":"サンタンドレ","nameEn":"Saint-André"},{"name":"シャウルス","nameEn":"Chaource"}] 45-55% 外側から内側へとろけるような食感
03 blue-mold 青カビタイプ 内部に青カビを繁殖させて熟成させるチーズ。刺激的な風味と塩味が特徴です。 2-6ヶ月 [{"name":"ロックフォール","nameEn":"Roquefort"},{"name":"ゴルゴンゾーラ","nameEn":"Gorgonzola"},{"name":"スティルトン","nameEn":"Stilton"},{"name":"フルムダンベール","nameEn":"Fourme d'Ambert"},{"name":"ダナブルー","nameEn":"Danish Blue"},{"name":"カンボゾーラ","nameEn":"Cambozola"}] 40-50% やわらかいものからやや硬いものまで
04 washed-rind ウォッシュタイプ 表面を塩水や酒で洗いながら熟成させるチーズ。独特の香りが特徴です。 4-12週間 [{"name":"エポワス","nameEn":"Époisses"},{"name":"マンステール","nameEn":"Munster"},{"name":"ポン・レベック","nameEn":"Pont-l'Évêque"},{"name":"タレッジョ","nameEn":"Taleggio"},{"name":"リヴァロ","nameEn":"Livarot"},{"name":"モンドール","nameEn":"Vacherin Mont d'Or"}] 45-55% クリーミーで軟らかい
05 chevre シェーブルタイプ 山羊の乳から作られるチーズ。特有の風味とクリーミーさが特徴です。 数週間〜数ヶ月 [{"name":"サントモール","nameEn":"Sainte-Maure"},{"name":"クロタン・ド・シャヴィニョル","nameEn":"Crottin de Chavignol"},{"name":"ヴァランセ","nameEn":"Valençay"},{"name":"マコネ","nameEn":"Mâconnais"},{"name":"ピラミッド","nameEn":"Bûcheron"},{"name":"バノン","nameEn":"Banon"}] 45-60% もろく崩れやすい
06 semi-hard セミハードタイプ 水分量が少なく、弾力のある硬めの食感。数週間〜数カ月熟成させます。 1-6ヶ月 [{"name":"ゴーダ","nameEn":"Gouda"},{"name":"サムソー","nameEn":"Samsoe"},{"name":"ラクレット","nameEn":"Raclette"},{"name":"サン・ネクテール","nameEn":"Saint-Nectaire"},{"name":"ルブロション","nameEn":"Reblochon"},{"name":"コンテ","nameEn":"Comté"}] 35-45% しっとりとした弾力のある食感
07 hard ハードタイプ 長期間熟成させ、水分が最も少なく硬い食感。濃厚な旨味が特徴です。 6ヶ月〜3年 [{"name":"パルミジャーノ・レッジャーノ","nameEn":"Parmigiano-Reggiano"},{"name":"グラナ・パダーノ","nameEn":"Grana Padano"},{"name":"ペコリーノ・ロマーノ","nameEn":"Pecorino Romano"},{"name":"エメンタール","nameEn":"Emmental"},{"name":"グリュイエール","nameEn":"Gruyère"},{"name":"ミモレット","nameEn":"Mimolette"}] 25-35% 硬く、結晶が見られることも

ナチュラルチーズは、製造方法と熟成方法によって7つのタイプに分類されます。世界中で1000種類以上のナチュラルチーズが作られており、それぞれの土地の気候風土や製法の違いが独特の個性を生み出しています。この分類はチーズを選ぶ際や、ワインとのマリアージュを考える上で重要な基準となります。

フレッシュタイプ:ミルクの風味をそのままに

フレッシュタイプは熟成させない非熟成チーズで、ミルク本来の風味と酸味が楽しめます。水分が多く柔らかい食感が特徴で、くせがないため誰でも食べやすいのが魅力です。モッツァレラやマスカルポーネ、クリームチーズなどが代表的で、カプレーゼやティラミス、チーズケーキなど様々な料理に活用されています。

白カビタイプ:とろけるクリーミーさ

表面に白カビを繁殖させて熟成させるタイプで、カマンベールやブリーが代表的です。白カビがつくる酵素によってたんぱく質が分解され、外側から内側に向かって軟らかくなります。熟成が進むと中はとろりと流れ出るほどクリーミーになり、風味も濃厚になっていきます。

青カビタイプ:刺激的な個性派

内部に青カビを繁殖させて熟成させる「ブルーチーズ」です。青カビが酸素を必要とするため、金串などでわざと隙間があけられています。ピリッとした刺激的な風味と強い塩味が特徴で、ロックフォールやゴルゴンゾーラ、スティルトンなどが有名です。ハチミツやナッツとの相性が良く、ワインのお供としても人気です。

ウォッシュタイプ:独特の香りが魅力

表面を塩水や酒で洗いながら熟成させるタイプで、独特の香りが特徴です。香りは強いものの、味はクリーミーでマイルドなものが多く、食べ慣れると病みつきになるファンも多いタイプです。エポワスやマンステール、季節限定のモンドールなどが代表的です。

シェーブルタイプ:山羊乳の個性

山羊の乳から作られるチーズで、特有の風味とクリーミーさが特徴です。組織がもろく崩れやすいため比較的小さく作られ、形も様々です。若いうちは酸味が魅力で、熟成が進むとコクのある甘味も感じられます。

セミハード・ハードタイプ:熟成の深み

長期熟成に向くように作られたチーズで、コクやうまみがあって飽きない味わいが特徴です。セミハードタイプはしっとりとした弾力があり、ハードタイプは水分が少なく硬い食感になります。パルミジャーノ・レッジャーノのようなハードチーズは、熟成によってアミノ酸が分解され白い斑点や粒(チロシン結晶)が現れ、濃厚な旨味が楽しめます。